私見 9月入学と始業(2)2020/04/30 10:32

 新コロナのどさくさにまぎれて導入などするわけがない。新コロナへの対応と9月入学は次元が異なり、賛否両論を慎重に検討した上で速やかに、やるかやらないか判断することが重要である。何か新たなこと、変化することに反対する人は一定数いる。しかし、一番大事なのは、未来の日本を託す子供達のことを考えることである。
 他の先進国は9月入学で問題なくできている。単に他国に合わせることが良いと言っているのではなく、ハードルと言われている就活時期や学校の年間行事予定、各種スポーツイベントなど、他国のやり方を参考にしつつ自国案を調整作成していくことは、世界トップレベルの能力をもつ官僚・教員ならば困難なことではない。
 当然、これには国民・社会の全面的な協力と理解が必要であり、合わせて労働時間の短縮やオンライン化の推進、学制の改革など広く社会変革を見通して考えて、みんなで議論していくことが肝要である。